出逢いは唐突で激しく

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約束当日はあいにく小雨が降っていて、多分蛍見れないなぁって思いながら、待ち合わせの場所に行きました 先に着いていたらしく、メールで元気よく 『着いたで!』 周りを見ても顔すら知らないんだからこっちはわかんないし💧 でも私は顔写メ載せてたんで、クラクション鳴らされて振り向くと、ミニバンの運転席で嬉しそうに手を振る人発見(笑) ○○さん?とお互いに確認しあって、なんかこの人って人懐っこいなぁって思ったのを憶えてますね しかし緊張してるのか声がでかい とにかくやかましい(笑) とりあえず蛍が見れる場所をネットで調べたらしく、ナビをセットして向かった お互いの自己紹介とかしながら、和気あいあいとしたムードで ちなみに女の子は基本的に知らない男性の車に乗っちゃダメです! 乗った時点で相手に何をされても遅いですからね さらっと乗った私ですが、手はこんなでも空手三段ですし、別に殺されたっていいしって投げ遣りな人間ですから、一応世の中の女の子達には注意をばしてみた 話逸れましたが、やっぱ目的地に着いても、雨で蛍一匹すら見えませんでした 傘をさしてくれて、雨の中探して回ったんですけど仕方ないです 一旦車に戻ってどうしようか相談したんですが、翌日も仕事だって言うし、それは早く帰らせてあげないとって 帰り道に少しファミレスに寄って、夕飯を済ませたんですが、私の食の細さに驚愕されました 『せめて人並みとは言わんけど、もうちょっと食べれるようにならな心配やわ…』 ははは…って笑いながら、でも脂肪蓄えてるから平気とか自虐トークをして食事を終えました そんなに長い時間では無かったけど、あまり構えなくていい友達になれそうだな そう感じたので、携帯番号やアドレスの交換も車の中でして、その日はありがとうって別れました
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