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「ねえ、君も僕の事を…」
パソコンを操作していたエミリーの後ろに立ち呟いた。
彼女の肩に手を置き男の方に体を向けさせようとした。
エミリーは肩に置かれた手を振り払い男から距離をとった。
男はまさか自分を拒む女が居ることが信じられなかった。
男はエミリーの上司だった。
彼女が勤める度に、自惚れた男達は美しい容姿をした彼女を自分のモノにしたがり襲いかかるのだった。
今度こそ長く勤められると思っていたエミリーは、関係を迫る男を押し退け叫んだ。
「辞めさせてもらいます!」
彼女はまた仕事を失った…
感情に任せて仕事を辞めてしまったエミリーは、今後の生活しのぐために新たな仕事探さねばならないことに気がついた。
「今日は、部屋で休んで明日、職業紹介所に行ってみよう」
ため息をつきながらエミリーはつぶやいた。
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