日ノ本

2/7
前へ
/71ページ
次へ
「ねぇ、この後どこ行く?」 「ゲーセン!!」 「え~?ゲーセン?うるさいから却下。伊織は?」 「図書館」 「図書館…」 「真面目だなぁ…伊織」 「拓真よりはマシじゃないかな」 「てめぇ…💢」 皆さん、こんにちは。神崎月です。ちなみに高校二年生。私の両隣にいる男子は、私の幼馴染み。黒髪が森野拓真、水色髪が奥村伊織。二人とも、私の大切な人達なんだ。 「そう言えばさ、昨日変な夢見た」 「「夢?」」 「うん…"早く私の元へ"って…"早く見つけ出せ"って…暗闇の中で声が聞こえるの」 「…声ねぇ…」 「まぁ、あんまり気にしない方がいいよ。ね、拓真」 「そうだな!!伊織の言う通りだ!!気にしすぎると頭がハゲになるぞ!!」 「……うん…」 「「……」」 やっぱり、気になるよ…だって、あんなに寂しそうな声ー…今にも泣きそうで…
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加