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「みんなロビーに行きますよ」
佐倉先生からの集合の声だ。
俺達は先生に従いホテルの中へと入っていった。
もちろん恐がられないように、女子3人を先頭にして。
「ふわ……」
内装も豪華絢爛。
隣の新堂や前の平井さん、そして俺が感嘆の息を漏らす。
中はオレンジ色の光が溢れ、入口近くやフロントの床はおそらく大理石。
ロビーには赤い絨毯が敷き詰められ、高級そうなテーブルとソファが等間隔に並べられていた。
大きなガラス窓からは中庭が見え、奥の方にプールなどが設置されている。
天井は吹き抜けになっており、1番上には巨大なシャンデリアがぶらさがっていた。
更に水音がする方に目を向けると、小さな滝が。
どんだけ金をかければこんな内装になるんだよ。
フロントの近くでしばらく辺りを見回していると、手続きが終わったらしく、先生から声がかかった。
そのまま説明を受けるため、ロビーへ移動し、ソファに座った。
うわ!
柔らかすぎて、ケツが沈むよこのソファ!
「じゃあ説明するわね。
部屋はツインとトリプルの2つ。当たり前だけど、男女別ね。
一応隣同士だから、中のドアから行き来はできるようになっています。
貸切にはなっているけど、はしゃぎ過ぎたりはしないこと。
深夜は外に出ては駄目。あとーー」
一通りの説明を受ける。
高等部だからか結構自由だな。
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