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直後、カードキーを渡され解散となり、先生はどこかへ行ってしまった。
そういや今日は一度も恐がられなかったな。
少しは男に慣れてきたのだろうか?
それとも余程大変なことがあったのか……
前者であることを願いたいね。
「では一度部屋に行くですか。
荷物がきちんと届いているか確認したいですし」
「ん、そだな」
腰をあげ、エレベーターへ。
多少余裕が出てきたので待っている間に周りの人達を目視すると、確かにうちの学園の生徒と先生しかいない。
お、安西さんと天羽さんがいる。
やっぱりお似合いだね。
傍から見れば恋人同士のようにしか見えない。
爆発しろ!
「あ」
「え」
乗ろうとしていたエレベーターから降りてきたのはセリ達だった。
「あ、リア先輩に皆さん。
……ついでに月宮も」
「何か最近扱い酷くね!?」
「おや、セリ達はどこかへ行くのですか?」
「はい。
みんなで散策でもしようかと思いまして」
銀色の猫の後方を見やると男が2人いる。
ホモではないが、何か安心するな。
てか、茶髪でツンツン頭の方が俺を睨んでくるんだが。
一応先輩ですよ。
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