エピソード3

42/78
3175人が本棚に入れています
本棚に追加
/78ページ
『煙草吸ってたって別に怒んねぇよ。ただ吸いすぎんなよ』 「うん」 『それと俺に嘘つくな』 「はい・・・ごめんなさい」 私はつかなくていい嘘をついた事を反省した。 『わかったならいい。午後もあと少しだろ?』 「うん。あと3時間ぐらい」 『長ぇな。・・・早く会いてぇ』 「っ!!」 一気に顔に熱が集中する。 私も早く会いたい。 でも言葉にして言えない。 なんで京さんはサラッと言えてしまうのだろう。 『迎えいくから、午後も頑張れ』 「うん。京さんも」 『じゃあな』と言い電話切る京さん。 仕事中だろうに、合間に電話をしてきてくれた事が嬉しかった。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!