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「何が可笑しいんだよ、光輝!」
顔を真っ赤にして怒るところとか、凄く可愛い。同級生みたいだ。
「だって…高校生に…間違われるとか…!」
「気にしてるんだからやめろ!」
まぁこんな他愛ない話してるわけにもいかないから、そろそろ俺は帰ろうかな。
「先生帰るわ。」
「あー、じゃあな。」
先生と別れて家までゆっくりと歩く。
姉を探しても会える確率なんて少ないのに、なのに1%に賭けてる自分がいる。
「光姉さん…」
話はお母さんから聞いた。双子の姉がいるのだと。だけど実感とか湧かないからまだ信じきれてない。
そんなことを考えて歩いていたら、家に着いていた。
一人暮らしで頑張っている。
まぁ高校行くのタダじゃないから、バイトはしてるけど。
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