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「彼は邪霊
いつか壊れ…消さざるを得なくな
ります。貴方が…死神になれば」
「おっしゃることはわかります。
けど、なりません。
私は最後の時まで…彼の側にいて
見守る存在でありたいのです。
私は…雪
自然である以上寿命が気が遠くな
るくらい長い。それに比べ確かに
彼は短いでしょう…ですが」
キルリは息を整え、まっすぐミュ
ウを見つめ言った。
「それでもいい。
彼と短くても歩めるなら私は構わ
ない。最後の一瞬までいます。
私は手にかける者ではなく、見守
り、待つ者であり、居場所であり
たいのです」
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