第一話

9/16
前へ
/18ページ
次へ
「べ、別に何も…!」 焦る私はバレないようにと急いで弁当を頬張る。 「隼人でも見てたんでしょー?」 すぐさま図星をつかれた。 思わず私は噴き出しそうになる。 「分かりやすすぎ! いい加減付き合っているんだから、デートでも行けば?」 「ちょっと!声大きい!」 私は隼人をチラリと見る。 友達と楽しそうに話していることから、聞こえていないようだった。 「そりゃあ、行きたいけどさ…。誘う勇気なんかないし…。 そういう楓はどうなのよ?」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加