第一話

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なんて、そんなくだらないことを考えていると 「如月さんもいる?」 突然隣から声をかけられた。 あぁ、自己紹介がまだだったわね。 私の名前は如月友梨(キサラギ ユリ)。 人と関わることが大嫌い。 それにしても、この子・・・誰だったかしら? クラスの子の顔は未だしも、名前なんて覚えてないわ。 「いらない・・・かな?」 彼女は手にもっているポッキーをおずおずと私に差し出す。 どうして私と関わろうとするのかしら。 「いらないわ」 私は簡潔に言うと、彼女に背を向けた。
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