第一話

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「ほら言ったじゃん! 如月さんなんか無視すればいいんだよ!」 「・・・・・」 言われ慣れた悪口。 愛想が悪い、ただそれだけで仲間外れにされるこの単純な世の中。 嫌い。 でも、誰かに話しかけられたのはいつぶりかしら。 私はこの世界に居ないようなもので、誰も話しかけようとはしなかったのに。 太陽が分厚い雲に見え隠れする空を窓から眺める。 何かが起きそうだな、なんて思いながら。 如月友梨side end
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