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求人雑誌の切れ端を持って面接したのが今の店だった。
あれから1年経つ。
慣れたもので心が病まないよう深入りせず接客できるようになった。
だけど、貴方に興味がありますよ、という意思表示は絶対に忘れない。
まるでゲームの様だ。
ゲームオーバーになったら違うゲームを楽しめばいい。
ゲームは沢山あるのだから。
私じゃなくてもいい。
代わりはいくらでも居る。
キャストと客だけの話じゃなくて人と人の繋がりもそんなものだと思う。
それが初めは寂しかったけれど、今じゃ淡々と、でも楽しそうにこなしてる。
都会に染まったのか夜に染まったのか自分じゃもう、わからない。
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