-水商売の女-

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確か、あの頃はまだ保育園に通ってた時だったと思う。 甘ったるい香水 化粧のにおい。 母親が女に変わってゆく様を私は遠くから見てた。 行かないでって引き止めれない。 いい子にしてないと私、捨てられちゃう って思いが子供ながらにあったんだと思う。 父親のいない私が母親にまで捨てられたらって計算高い事を考えてた。
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