-水商売の女-

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「葵ちゃん!」 振り向くと、ニコニコ愛嬌良く笑っている萌がいた。 私より1つ年下の24歳。 色白のショートカットが似合ういつも元気で可愛らしい小さな女の子。 もちろん客受けもいい。 「お疲れさまあ!この後、用事ある?」 「お疲れ、用事ないから、このまま帰るよ。 萌、遊ぶのもほどほどにしなよ。」 萌は典型的なホスト狂いで日払いで給料を貰っては毎晩のようにホストクラブへ通っている。 何がいいのか私にはサッパリわからない。 私もそこに足を踏み入れたらハマるのだろうか? …いや、ないな。
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