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「おっどろいたーっ。まさか、タバスコ入りのコーヒーを一気に飲み干すなんて、思いもしなかったー」
おかしくておかしくて堪らない。という風に一頻り笑った後、彼女は落ち着いて言った。
「さ。何かお昼ご飯を作ろう。どこかの誰かさんは、散々、お昼ご飯はどうする?って訊いてるのに、答えないんだから要らないみたいだし」
昼メシの話だったのか!……全然聞いてなかった。
嫌味をチクチク言いながら、なんだかんだで彼女は、オレの昼を作ってくれた。
多分。タバスコ入りコーヒーのおかげ、だろう。
メシを食べながらも、アイツの事が気になって仕方がない。
昼メシをそこそこに、もう、限界!になって、オレは立ち上がった。
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