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「もう!また、サクラの取り合いしないといけないじゃん!!」 「ははっ(笑)」 頬を膨らませて言う詩音の頭をポンポンと叩きながら笑う それから教室の一番前にいる姫ちゃんに向かって手をあげる 気づいた姫ちゃんがこちらを向く 私は、無言で手を二、三度振った 姫ちゃんは、意味がわかったのか一瞬悲しそうな目をしてから頷いた 「桜、大丈夫?ついていこうか?」 「平気(笑)また、起こしに来てよ」 私は、詩音にそれだけ言い教室を出た
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