第一話

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 ̄ ̄ ̄ ……うわぁ。 俺はこの結果に対して感想がそれしか浮かばなかった。 今はスパイダーがはじめての侵入者を食べていた。 口から耳から体内に侵入していたように見える。 ……キモい。 あのスパイダーについては実際なんの変哲もないスパイダーである。 ただし、粘菌が薄く纏われていて薄く紫がかってみえたのだ。 生き物は毒々しい色が苦手だ。 実際に威嚇色で生物は身を守ったりしている。 粘菌は運ばれる為に魔物に取り付き、魔物はその粘菌の色を利用する。 狭いダンジョン内で、すでに共生関係が生まれていた。
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