第二話

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そういえば、何故俺が元奴隷なのにこんなにいろいろ知っているかというと、俺は病気について研究していた研究者の実験材料であったと同時に何故か助手紛いの事をさせられていたからだ。 まあ、人出が足りなかったのだ。 その結果、材料と助手を同時にやらされるという地獄を見た。 病気の元や毒などを自分で準備し、新しく出来た毒などを試された。 俺自身、他より免疫や代謝がよかったため、格好の材料とされたわけだ。 なまじ知識を得た為に報告も詳しく説明出来てしまうから、次の実験がさらに厳しくなっていったのだ。 だから、俺のそんな性質にあわせて、生産出来る魔物が生き残る力が高いものしかないのだろう。 まあ、その辺りも考えながら図鑑でも買いますかね。
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