第二話

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俺はダンジョン内のモンスターの行動について禁止しているのは階層の移動のみである。 自然の摂理である弱肉強食を現在進行形でおこなっている。 なぜかというと、モンスター同士が互いにストレスを与え合ってくれる事で突然変異が起きやすくなるからだ。 スパイダーやマウスなんかは環境適応力が高い為よほどの事がない限り、このサイクル内の工程では絶滅しない。 適応してくれるからだ。 そんな訳だが、そろそろモンスターの種族の数を増やしたいと思う。 いつまでもスパイダー頼りではいけないと思うからだ。 確かにスパイダーは突然変異している。 赤黒いものは血を浴びて強化されたブラッドスパイダー。 緑色のスパイダーは微量ながら毒をもったポイズンスパイダー。 茶色いものは長生きで、成長すると人間の腰当たりまでのサイズになるビッグスパイダーなど、実に豊富な種類の蜘蛛がいる。
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