第二話

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さて、そんな事を考えていたら、頭の中でアラームが鳴り響く。 侵入者が現れた。 数は四、どれも革や鉄の鎧を装備した、慣れを感じさせるような冒険者達だ。 さて、新しいダンジョンのお手並み拝見といこうじゃないか。 ___ 「いいか、これからダンジョン攻略を始める。 集団行動を忘れるな、自分勝手な行動はチームを危険にする」 そういって話しはじめたのはこの三人の中で唯一の全身鉄装備で分厚い筋肉をまとっているリーダーだ。 かくいう私、メリルは革の鎧を装備している。 このメンバーの中だと一番新入りだ。 鎧もキズはほとんど無いし剣もまだ光沢を持ってキレイだ。 それにしても、私の初めての依頼があの悪名高いダンジョンになるとは夢にも思わなかった。
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