過去の出来事

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クレ「そうなの…じゃあ、分かってくれる人は…あっ、ごめんなさい。もし、答えにくければ答えなくてもいいからね」 キア「いえ、いいんです。理由は、僕の事を唯一分かってくれていた人である教育係のブルネクが僕を逃がす為に殺されたこと。そしてこの国に転移してきてすぐにブルネクを殺した奴が追ってきて僕を殺そうとした事…だと思います」 クレ「最後に一つ、これから行く当てはあるの?もし無いなら私と私の夫と一緒に暮らさないかしら?もちろん私の息子としてだけど……」 キア「いいんですか?お金とかはそんなに持ってないですよ」 クレ「お金なんていらないわ、お金は沢山あるし、ちゃんと『息子』って言ったはずよ。だから、もし一緒に暮らすなら私のことを『お母さん』と呼んでくれない?後、夫がいるから夫のことも『お父さん』って呼んでくれればいいわ」 キア「宜しくお願いいたします。お母様……」 クレ「ほら、敬語なんて抜いてもう1回!」 キアラは顔を少し赤く染めながら。 キア「よろしく。お母さん」
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