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~その頃ギルド集会所受付前~
茜「ねぇ受付さん。今月の『狩人ランキング』はあるかしら」
狩人ランキングとは~
その月ソロ狩り、パーティーでの討伐を合計した数でランキングを競い合うちょっとした娯楽のような物である(ある意味ハンターの間ではちょっと自慢くらいは出来る程度の物ww)
若奈「ま、どうせ私達が一位なのは分かってるけどねww」
茜「なんせリオレイアとリオレウスを3頭ずつ討伐したんですもの。当然でしてよ」
今にもどこぞのお嬢様みたいな高笑いが聞こえそうな感じである。
二人はペラペラとファイルを捲り、最新のページを確認すると…
茜「……………なんですのこれ」
若奈「嘘でしょ!?なんで私達がトータルランクが2位なの!」
ランキングを見て愕然としている二人……
受付嬢「あ、今月のランキングの一位ですか?それならさっき酒場でドンチャン楽しそうに飲んでいた二人のハンターさんですよ?」
あまりにも普通に言うもんだから最初は軽くスルーしたつもりだったが……
若奈「……もしかしてTシャツとSソルの二人組?」
茜「密林に採集に行って長らく帰って来れなかったあの二人?」
受付嬢「はい。そのお二方ですよ」
茜&若奈「「( ; ゜Д゜)……」」
今の二人には信じろと言うのは逆に難しいかもしれない
さっきまで散々小馬鹿にしていた二人が自分達よりランキングが上なのだから
受付嬢「あのお二方はこのギルドで一番の実力を持ってるんですよ。いつもクエストを厳選してやっているのであまりランキングには乗らなかったんですけど、ここ最近は急にあの素材がいるとかあれがまだ足りないとか言って乱獲してるんですよww毎回クエストを取るたびに私が生態バランス壊さないで下さいねとか言うんですけどねwwそれで……」
なんか色々語り出した受付嬢の言葉も耳に届かず、二人はただただ呆然とするしかなかった
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