好きになったキッカケ。

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そんなこんなで迎えたエープリルフール!!!!! 悪ノリノリだった私。 この日もたっくんと電話したんだよね。 そんで、たっくんに冷静に伝えてみた。 杏『あのさ、話があるんだよね。』 拓『んー?どした?』 杏『…杏…好きな人できた。だから…ご   めんね?』 拓『……………………』 杏『……………………』 拓『………終わった………』 この『終わった』ってセリフを呟いたたっくんが凄く切なくて凄く胸に突き刺さった。 ヤバいって思った。 だからソッコー暴露。 杏『ウッソー♪好きな人なんてできてないし♪   出来る訳ないし♪』 拓『………よかった………泣…』 たっくん、泣き出しちゃったんだよね。本気で。 泣きながらよかったってずっと繰り返してた。嘘でよかったって。 それ聞いてたら最悪な嘘を付いた自分が情けなくなって心底申し訳ない気持ちでいっぱいになった。 …と同時に、たっくんの純粋さが愛おしくなった。純粋すぎるくらい純粋だなって、もう傷付けちゃいけないって思った。 たっくんの反応に…惚れた自分がいた。
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