プロローグ

7/9
前へ
/453ページ
次へ
「…寒……」 店を出ると、12月らしい木枯らしがビュッ、と吹いて 俺は寒さのあまりコートの襟を寄せて駅の方へ歩き出す。 あと数分で駅、というところで ヒールの足音が近づいてくるのが耳に入った。 カッカッカッ……………… 「佐川さん!」
/453ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2613人が本棚に入れています
本棚に追加