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俺と行きたくないのはただ注目されるのが嫌なのか、
それとも西園寺に知られたくないのか。
彼女の真意はわからない
感じたことのない感情は
俺の心をどんどん濁していく。
けどやっぱり少しでも彼女のなかに俺を記憶させたくて、
偶然を装う事を辞めれない。
フッ と 乾いた笑みがこぼれた。
彼女に申し訳なさそうに
先に行って と口にされると、苦しい。
だいたい、彼女に対する気持ちが何なのか分からないまま行動している自分。
その事が俺自身滑稽だったが、 どうしようもなかった。
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