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「おい!ヤン!いい加減に降りてこい!いつまで遊んでいる気だ!?」
「はいはい、分かりましたよ。」
空を優雅に旋回していたヤンは嫌にゆっくりと降りてくるとシアの目の前に降り立った。
「いくら俺より長く生きているからって勝手な行動をしたら許さないからな!?」
・・
「分かりました。シアさん」
「さんは止めろと言ってるだろ!!俺を馬鹿にしてんのか!?」
「いえいえ、とんでもありませんよシアさん。」
「だから……!!」
再び怒鳴ろうとしたシアの前に青い体色の竜が割り込んできた。
「2人とも落ち着いて。喧嘩なんかしてる場合じゃないでしょ?私達の目的は……」
「人間共に恐怖を……だったな。悪かったクアラ。」
分かればいいのよ。そう言いたげな顔をしながらクアラは目の前から退けてくれた。
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