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「ヤン、お前が無意味に飛んでたから気付かれたじゃないか…。」
「無意味ではありませんよ?準備運動です。」
「あれが?ただ考えなしに飛んでるようにしか見えなかったぞ?」
「喧嘩売っているんですか?貴方が私に勝てる道理など満に一つも…」
再び険悪なムードになろうとしてたところに今度は下から這い上がってきた黄色い体色の竜の声によって遮られた。
「ねぇ~お腹空いたから早く行こうよ~。」
「む……そ、それもそうだな。こんな馬鹿にかまけてないでさっさと行くか。なっ?キリカ。」
「うん!行こう行こう!」
ヤンはその言葉を受けて再び言い返そうとしたが、腹が空いてるのはヤンだって同じだったので、キリの無い言い合いは止めておくことにした。
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