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シアの合図と共にキリカとクアラはそれぞれの方向に散っていった。
一方、シアはヤンに伝えなければならないことがあるため、ヤンを引き止めていた。
「西には聖騎士の駐屯地があるらしい。深追いは絶対にするなよ?」
「はいはい、分かりました。」
「本当に分かっているのか!?お前が聖騎士に見つかったら俺達は全員退却しなきゃ行けなくなるんだぞ!?」
「本当に分かってますよ。」
それが本当の本当なのか分からなかったが、また言い争いで時間を無駄にするわけにもいかないので、ヤンに対して更に釘を差し、シアも街の東側に向かって突撃を始めた。
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