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買い物に出掛けてから2日後
漸く、奈々と対話をする時間が作れた
夜遅くになってしまったが、都合が良い
少し卑怯な気もするが
「たっくーん。話ってなんなのよー。」
この状態の彼女は、普段よりも饒舌になる
そして、口も軽くなる為、真実を聞くだけなら容易い
が、その代償として、俺の心が痛む
しょうがないといえば、しょうがないのだが
「ねーねー、なんの話ー?こんな夜遅くにさー。」
「そうだな。まずは……お前の身体の事かな。」
「えー。何よたっくん。女子中学生の身体に興味あるのー?えっちー。」
「そういう事じゃなくてだな。」
「じゃあなんなのよー。」
ベッドで寝転びながら、足をバタバタとさせる奈々
此処は俺の寝室だ
場所は彼女が指定した
「いや、もう少し真面目な話なんだ。」
「真面目なのは嫌いー。」
やはり失敗だったか?
会話が成立しにくい
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