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さて、ここはどこか?
まず、思い付くのはこういう時の鉄板、夢オチ。
他には、こいつの見た目から神様。
それでここは天界とかそういうの。
同じくこいつの見た目から変態じじい、んで変態じじいの部屋。
「ここは変態じじいの部屋だな!」
口に出してしまった。
本当は考えて答えに辿りつきたかったのに。
「儂のどこが変態だ?」
「どこが変態って・・・寝てる少年を十字架に縛り付けてる変態趣味?」
「・・・。」
「否定できてねーじゃねーかよ!!」
思わずツッコんでしまった。
そして目をそらす老人。
「違うもん、罰だもん!」
「もんとか言うなよ!!」
老人は今度は俯いた。
しかし、罰?
なんの罰だ?
無職で引きこもりだからか?
視線を泳がせて一つ気付いた。
さっきの仮説を引っ張り出した。
「神様?」
俺の言葉にじじいは目を輝かせた。
「そうだと言ったら?」
「いや、別に。」
さらっと流す。
一気に輝きを失うじじいの目。
「神様が罰?俺が死ねって言ったから?」
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