○ートと神さま。

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「は!?異世界?それって、地獄って事か!?」 やばい、前言撤回したい。 罰がそんなに厳しい物だなんて思ってなかったっす、てーか、何も考えてなかった。 「いや、異世界は異世界。魔法があってモンスターがいたりする。」 涼しい顔して言う神さま。 それって、異世界転生ってやつじゃないの? あれ、罰の筈なのになんか楽しそうだぞ。 「それで、その異世界で俺は何をすればいいんだ?」 「何も。好きにすればいいと思うよ。」 言ったかと思ったら、神はニヤッと笑った。 「じゃあ、行ってみようか。とわ君。」 突然に、俺が磔にされた十字架の下に穴が開く。 そして落ちる。 「ふぎゃーーーーー!!」 悲鳴を上げながら俺は思った。 あれ?どういう能力が欲しい、とかのイベントはないんだ。
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