第一話

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「こ……すけ…」 振り返ったそこは闇だったその中で倒れている葵 自分の目を疑った 駆け寄った 「まもる…?葵!!葵!」 葵に向かって叫んでいた いつの間にか俺の目になにかがたまっていた それは葵の頬に落ちた 「まもる…っ…ごめん…俺のせいだ」 謝ったところで答えてくれない ただただ涙を流した 「こうすけ…泣くな」 「!?まもる!」 葵の冷たくなっている手が俺の頬にそっと触れた 俺はその手を取り、自分の頬に寄せた 「俺は大丈夫だ」 「葵…死ぬなっ死なないでくれ!俺だってお前のこと好きだ!お前がいないのは嫌だ!」 「浩輔…」 「嫌だ…葵…俺は…」 「浩輔」
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