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夕「まぶしっ!!」
夕紀は片手を自分の顔と太陽の間に入れた
夕紀はそうやった後、髪を耳に掛けた
そんな仕草の中に、また新しい夕紀を見つけた気がした
そんなちょっとしたことでも夕紀を知れて嬉しかった
翔(夕紀……学校に行きたいなって思っているのは夕紀だけじゃないんだよ?)
そう思いながら、俺はまた夕紀と手を繋ぎながら公園に向かって歩いていった
夕「あっ、そうだ!」
翔「ん?どうしたの?」
俺は夕紀のことを見ながらそう聞いた
夕「翔って、高校どこ行くか決めた?」
翔「ん~……やっぱり地元の桜中央かな
」
俺がそう言うと夕紀はニコニコと笑みを浮かべた
翔「??
どうしたの?」
夕「いや、私と一緒だなって思ってさ(笑)」
翔「えぇ!!マジで!!?(笑)」
俺は少し興奮気味で夕紀に言った
夕「ふふ、翔驚きすぎだよ(笑)」
翔「いや、だって…夕紀は頭いいからもっといい高校に行くと思ってたんだもん!!」
俺の言葉を聞いた夕紀は俺の腕にくっついてきた
翔「ちょ、ゆ、夕紀!?////////////(恥)」
夕「離れる訳ないでしょ……
それこそ翔と離れたりしたら、また学校行きたくなくなっちゃうよ(笑)」
翔「夕紀……
よし!もう絶対離してやんないからな!!」
夕「ふふ、一生ついていきます(笑)」
そう言って俺たちは笑い合った
俺は夕紀に永遠を探しに行こうなんてことは言わない
ただ明日も、ずっとずーっとその先も……
夕紀といたいだけだ……
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