三十六世紀

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私『まあ、タイトルからご察しのように未来物ですね』 優『最早、異次元になってる気がするけど』 私『うるさいよ!――で、まあこの未来。私は知識がない小娘なんで世界観のほとんどが私の妄想ですね』 優『やっぱり異次元じゃ……』 私『黙れっつーに。 ――まあ、私が想像した未来。 まず人類がユーラシア大陸にしか住んでないんですよ。 他の大陸は砂漠化やら大気汚染やらでボロボロになってしまって』 闇『無理矢理な設定よね』 私『黙れってば。 ――で、国という理念が無くなって、世界は一つの政府が治めるようになったわけ。 だから国と国との戦争もないし、かなり未来の話だから民族なんてごった混ぜで、神の存在を信じている人がほとんどいないから民族対立も宗教対立もない。 だからと言って、平和かと言うともちろん平和じゃない。 貧富の差は広がって、金持ちが住むインという居住区と貧乏人が住むアウトという居住区が出来るの。 ここまでOK?』 仁『誰に言ってるんですか……』
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