_ vol.01

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俺たちのグループを象徴する、代表的な曲のイントロでゆっくりと幕が開ける。 まばゆい光とともにシルエットを映すと、たちまち会場は熱狂的な歓声に包まれる。 路上で少数のお客さんを相手にパフォーマンスをしていたあの日からかれこれ7年。 あれから俺たちは日々努力し、それなりの力をつけながら、7人としての形を作り上げた。 他に類をみない、男女混合のスーパーパフォーマンスグル―プとして。 俺たちは、家族でもなく友達でもなく、『仲間』として、7年という長い時間を共有してきた。 そんな俺たちの日常といえば、 「ごめん、遅れた!」 「また寝坊かよ~西島~」 「おい、お前も人のこと言えねぇだろ日高!」 「宇野ちゃんこの間のジュースのお金~」 「……あれっ、てっきり奢ってくれたんだと思ってた☆」 「真ちゃん、歯磨き粉借りるね~」 「ん~」 ……こんなもんや。
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