つまり、始まり

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「で、では属性の方を…」 差し出された水晶に少量の魔力を流す すると…光輝くメタリック水晶になった まぁメタリックではなく、鏡になっているのだが 帝「属性は変わらず、光と鏡だな」 『あら、水晶には出ないけど、私たち精霊の加護があるから他の属性も使えるわよ?』 なんだと!? 帝「……気持ちは嬉しいが、俺は俺自身の力でperfectを目指したい……」 『あ…そうだったわね…』 『ごめんなさい帝』 『嫌いになったー?』 帝「いや、好意を受け取れないのは俺の我が儘だ、嫌いにはならない」 『『『良かった…』』』 可愛い奴等だ 「あの?」 帝「あぁ、気にするな」 「はい…それで、魔力量が多く、特殊属性もありますからギルドマスターに判断を仰ぎたいと思います」 成る程、perfectな対応だ 俺は受付に連れられ、ギルドマスター室へ向かう 受付が扉をノックすると、中から入れと声がした ふむ……男の声だったな 中に入ると…鍛え抜かれた筋肉が素晴らしい中年が、机に山積みされた書類を処理していた 「マスター……また書類仕事サボったんですか?」 帝「なに!?義務を果たさぬ男など、いくら強くてもperfectには程遠い!!貴様はダメだ!!美しくない!!」 「初対面なのにそんな言われないといけないのか!?」 関係ない、俺の近くに存在するならperfectを目指すべきだ それが俺に対する礼儀だろう!! 帝「お前はカッコ悪い!!」
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