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『やはりこうなったか』
縁「え?あれ?」
縁がどうしようかと悩んでいると、縁の制服から声が聞こえた……居るはずのない、皇帝の声が…
縁は辺りを見回すが、それらしき煌めきは見えない
『お前の制服の一番下のボタンだ』
確認してみると、確かに制服の一番下のボタンが銀色になっていた
つまり、帝は鏡を通して縁達を見ていたのだ
帝『ふむ、一時間半か……縁を受け入れたわけでもないのに持ったほうだな、なかなか面白い』
縁と一時間半も二人きりで居れた結城を帝は褒めた(多分)
縁「ちょうどいいや、帝………結城君を元に戻してくれない?」
帝『仕方ない、二号といえどチームとして任された後輩だ、良いだろう!!perfectに戻すぞ!』
一番下のボタンは、縁から離れて二十センチほどの長方形に変わる、そして帝の顔が写し出されて結城と向かい合った
帝『何を立ち止まっているのだ!お前は勇者だ!ならば勇者と胸を張って言えるよう努力すべきだろう!何を恐れている!人が死ぬことに傷つくのならば強くなれ!全てを救う等と夢を見るのは愚かだ!目に見える範囲を救え!それが多くの人間を救うのだ!ならばお前のやることは一つ!俺のようにperfectを目指すのだ!!』
結「ふ、ふおぉぉぉぉっ!パァァァフェクトォォォッ!!」
縁「うわぁ、気持ち悪っ!!」
とりあえず、結城は二号から勇者(見習い)へと成長した
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