つまり、山登り

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縁「ゲホッ!!ゴホッゴホッ!!気管に入った!」 うむ、通常運転で何よりだ 縁は放置でいいだろう、白いのチームを観察しよう 帝「ふむ…主に白いのが倒し、あとは補助かついていくだけ……この一週間何をしていたんだ?」 ルイス「ランスをめぐる醜い争いをしてたぞ、一応帝の管理も全帝の仕事だから監視してた、ランスには帝としての自覚が足りないからな」 正しい判断だ 言わせてもらえば即座に解任するのがベストだ 「うーん……流石に雑魚ばかりじゃダメだね」 ルイス「いや、別に倒さなくていいんで」 帝「この位置に落とし穴はどうだ?それからここに蜂の巣を設置するのだ」 マイスターはタッチパネルのようなものを操作して、罠を設置した 進む白いのチーム、モンスターを引かせたので、警戒しながらも安全な道を歩く 暫くすると気が緩み始めたのか、雑談が始まり、女二人が白いのと腕を組み、白いのは歩き難いと言いつつそのままにさせている マイスターもルイスも飽きれ顔、縁はニコニコ見ていた そして落とし穴に差し掛かった 帝「今だ」 『ねぇランっきゃぁぁっ!!』 『うわっ!!っ!頑張って!皆も手伝ってくれ!』 白いのと腕を組んでいた女を落とし穴にかけ、引きずり込まれそうだった白いのは武器を放り投げて体勢を直し、両手で女を掴んでいる 他のメンバーも慌てて女を引き上げるのを手伝った 「君、凄いね」 帝「perfectだ」 ホッと一息ついている彼らのすぐそばで、大量の羽音が不気味に鳴っていた
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