つまり、始まり

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俺がここに居るまでの経緯を説明しよう まず、地球で俺は死んだ 華麗に轢かれそうな子供を助け、盛大に礼を言われ その帰り道で通り魔を撃退したまでは完璧だった しかし、家にたどり着き、玄関の扉を開けた瞬間 空き巣に入っていただろう男と鉢合わせし、あっさりナイフで刺されてしまった むしろ扉を開けた瞬間グサリだ 完璧な俺でも防ぎようがない それでまぁ俺は死んだ しかし、次に気がついた時には何故か天国ではない真っ白な空間に居たのだ そこで神に会い、完璧な俺は地球ではスペックが高過ぎるから殺して、別な世界に転生させると言われた 完璧過ぎるのは罪なのだな 俺が転生する世界は剣と魔法の世界で現代と中世ヨーロッパがおり混ざったような世界らしい 神がこちらの都合で殺してしまったから、最高の魔力やらをつけると言ったが 断った 俺が自力で得た力でない力を行使し、最強になってもカッコ悪いからな そう話すと、俺の魂に見合った力をつけると神様は微笑んだ 理解ある奴は好きだぞ そして、俺は俺に相応しい力を得て、神様に断り納得いくまで練習を重ねた 努力はカッコ悪いことではない、努力もせずにいることこそカッコ悪い、クズだ そして、神様に太鼓判をもらい魔法や剣術もperfectとなった俺は 異世界へと転生したのだ
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