つまり、始まり

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異世界へ着くと、そこは森だった 地球ではあり得ない大木たち 素晴らしい! 自然の力が伝わって来るようだ マイナスイオンに癒されながら、暫く立ち尽くす 大変素晴らしい、幻想的だ 力強く根をはる木々 飛び回る妖精達 巨大な狼 まさに異世界! だが……何故だろうか? 妖精達が俺の周りを飛び回る 巨大な狼が俺の頬を舐める 異世界とはこうも友好的な生き物が存在しているのか? しかし、それでは自然の摂理たる弱肉強食は成立しているのだろうか? いや、神が言っていたな 魔物が多く居るので魔法がなければ死ぬと ………解せぬ 帝「こら、あまり舐めるな…perfectfaceがヨダレでべちょべちょだ」 『む、悪い………』 …………成る程、異世界だからな 狼が喋ることもあるだろう 帝「分かればいい、俺は寛大だからな……謝罪したものにとやかく言わん」 『……………今のは俺への返事なのか?いやしかし…』 『愛し子だもの、魔物の言葉も理解できるはずよ』 『そうよ、なんて綺麗な魔力なのかしら』 帝「むぅ…話がよくわからない、俺は説明を要求する」 説明さえあれば完璧に理解してやろう!
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