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テオは屋久島基地のガレージへ向かった。 「おっ?テオじゃねぇか!<PATS>でもだすのか?」 「その通りです。相変わらず察しが良いですね、クライルさんは」 クライルさん フルネームはクライル・ロッド 屋久島基地のガレージにて、ノーマルと<PATS>の管理、整備をしている整備士だ。 「あ?マジで<PATS>出すのか?何でまた」 「本社からの呼び出しです。 なんでも、任務の打ち合わせがあるってんで、ベリアルと至急戻れって」 「ハハハ!<PATS>乗りも大変だな!あっちへ行ったり、こっちに行ったり」 「全くですよ…… それで、ベリアルはすぐにでも出せるんですか?」 「あったりめぇよ! クライルさんを舐めんなよ?」 「それじゃあ、俺も準備するので、そちらもお願いします」 クライルさんは「おうよ!」と気勢良く返事し準備に取り掛かり始めた。 「さて、俺も準備するかな…」
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