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「いっそ地球を捨てて、宇宙に新天地を探しに行けばいいのに」 そんな物騒なことを言う青年。 名を テオドール・ティンバー といった。 「おいおい!あんまり物騒なことを言うもんじゃねぇぜ?テオさんよ」 テオドールをテオとあだ名で呼ぶ青年。 こちらは ラス・パーシバル といった。 「でもそのくらいならできる科学技術を人は持っているはずだろ? ラス」 「まぁ、お前の乗ってる<PATS>なんて物が作られている以上、宇宙へ進出できる科学技術は持っているだろうな」 「だよなぁ……こんな戦争なんかしてても無意味な気がするんだよな」 「ま、今は雇い主のソルディオスに従うだけだろ?」 「一人じゃ何もできないからな」 「ハハハ、違いない」
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