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湊「なんであんなところに居たんだ?」
さすがに前に近づくなって言っただろ、とは言えない。
琥「えっあ……えと……っ」
眉を下げて困ったようにあたふたとする琥珀。
小学生相手にもどぎまぎするのか……。
湊「ん?」
優しく詰め寄ると更に困った顔をして俯く。その後、下から覗き込むように俺の事を見て来た。
おい、これ無自覚でやってんのか?この上目遣い。
タチ悪りぃ……///
無自覚だとしたら、その可愛い顔、他の奴にも見せんのか?
これは治させねぇと……。他の奴らなんかに見せてたまるか。
あー、でもそうしたら俺も見れなくなっちまう……。
琥「あっ……と……ええと……
湊……に黙ってて……くれる……??」
湊「え……?」
まさかの言葉に俺は少しムカッとした。
なんで俺には言えねぇんだよ……。
俺以外なら良いってことかよ。
湊「……。」
琥「えっと……言っちゃう……ならっ……だっ、だめっ!!
おしっ、教えられないっ……ですっ……」
そんなに俺に言えねぇ事ってなんだよ。
最上級に不機嫌になった俺はムカついて、聞いたらいけねぇって分かってたけど承諾してしまった。
湊「じゃあ言わねぇから教えろ」
琥「ひっ!(汗)(なんかこの子、物凄く怒ってないかいっ!!?!)」
一歩後ずさった琥珀が恐る恐るといった様子で口を開いた。
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