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琥「うんっ!!じゃあそうするっ!」
パッと笑う琥珀。
あー。可愛い。
琥「ところで、おっ、おうち帰らなくていいの…ですかっ??
僕が送ってってあ、あげる…よっ!!」
そう言ってキュッと俺の手を握ってきた。
マズイ…。どうする…。
湊「だ、大丈夫だっ…!
一人で帰れる」
琥「ダメです…!!
誘拐されちゃうっ!!
僕が一緒に行きたいのっ!!し、心配……な、なのっ」
うわ///その顔反則。
て、んな事言ってる場合じゃねえよ。
誘拐されちまうのはむしろお前だ、琥珀。
琥「じゃあいきっ、行きましょうっ!!」
グイっ
湊「ちょ……っおい!
大丈夫だって…!」
ーーーーー
トコトコ……
拾った男の子と一緒に僕は寮の廊下を歩いています。
え?身長が一緒?
言わないでください。
琥「あ、そっ、そういえば名前!!
名前きいてなっ、ないですねっ……!!何て言うんですか??」
湊「……え……ああ……!?
ええと……リ、リク……だ…」
リク??
おおっ!!すごいではないかっ!
琥「僕のお友達にねっ、一緒のリクって人が居るんですよっ!
へぇ!!一緒なんだ!すっごい!!」
湊「(クソ…!咄嗟に名前が浮かばずつい…!)そ、そうなのか…」
琥「えっと、ここからどこに行けばいいんですか??」
寮の入り口まで出てきた僕たち。
僕は隣の子にそう声をかけた。
湊「(どうする……とりあえず一人になって元の姿に戻る方法をあのバーにまた聞きに行かねえと……)」
あれ??難しい顔をしてらっしゃいますけど……。
シカトですか?あなた。僕の事シカトしちゃうんですか??
お兄さん、怒っちゃいますよ?
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