見た目は子供!頭脳は大人!的な?

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陸「あれ?? おー、琥珀じゃん。誰そいつ? ここの生徒じゃないんじゃね?」 後ろを振り向くとヒラヒラと手を振ってこちらに近づいてくる陸が居た。 湊「……(マズイ…)」 琥「あ、陸!! この子はねっ、湊の従兄弟なんだって!!今からおうちまで送ってってあげるのっ!」 陸「へぇー、湊の従兄弟ねぇー」 そう言ってその子の前にしゃがみ込んで頭に手を置いた。 陸「おー、確かにそっくり(笑) お前、小学生か?何年生だ?ん?」 笑顔で二カッとリク君に話しかけながら、陸はその子の頭をくしゃくしゃと撫でた。 その子は下を俯いて顔をあげる気配が無い。 手も拳を握りしめてプルプルと震わせていた。 あ、もしかして、陸は髪が真っ赤だから怖いのかな……?? 琥「あ、あのねっ!陸はこんなだけど、全然怖く……」 ガシッ 湊「てめぇ、ちょっとこっち来い……」 陸「へ?……はい?」 頭を撫でていた陸の手をその子は掴むと小学生とは思えない眼で陸を見た。 ヒイイィっ!! やっぱこの子怖いっ!!怖いっす!! 僕から離れて向こうの方へ行ってしまったお二人様。 湊『とりあえず一発殴らせろ』 陸「はい?」 ドスッ あれ?何だか鈍い音が聞こえたんですけど? なんかウッて聞こえたし……。 でも陸がそんな事するなんて思えないし……気のせいかな?? ヒソヒソ…… むぅー、気になるっ!僕だって気になるぞっ! 何やら話しているお二人。 しばらくすると陸の声が聞こえた。 陸「はぁッ!!??! マジかよっ!!?お前、マジでみなっ」 ドスッ 湊『黙れ』 ???
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