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湊『ちょっと琥珀を止めとけ。その間に俺はあのバーまで行ってくる。
詳しい話は何もかも済んだ後だ』
陸『は、はい??バー?』
湊『とりあえず、今は琥珀止めとけ』
陸『お、おう……!!』
あれ。戻って来た。
琥「何話してたのー??」
陸「いっいや!!別にこれといって!!」
??
いや、明らかに怪しいんですけどー??
陸「そうだ!!
琥珀!この前、俺がCD貸すって言ったヤツ!!取りに来いよっ!」
琥「へっ??今から!?
だ、ダメだよっ!!リク君を送り届けてからじゃないと!」
陸「へ?俺?」
あっ!そう言えばまだ陸にはおんなじ名前だって教えてなかった!!
琥「この子もリクって名前なのー。
へへーっ!凄いよねー」
すると、陸がフフッと笑った。
ドスッ
陸「うっ!?」
琥「陸……?」
陸「いっ、いや何でもねぇ……」
今また鈍い音が聞こえたけど……。
リク君は陸の後ろに立っているから見えない。
陸の背中らへんで音が聞こえたんだけどな……。
陸「それより来いよ!!すぐ済むからさっ!!
貸すだけだぜ??
俺の棟はここから近いしっ!!その子にはここで待ってて貰えばいいじゃんっ」
ズイッと僕に詰め寄ってくる陸。
う………。
琥「でっ、でも………」
湊「良い。待ってるから行ってこい」
えー。あなたもそんな事言うんですかぁ!!?
じゃあしょうがないですね……。
琥「すっすぐ戻って来ますからっ!!
ここで待ってて下さいっ!!
ほら、陸行こうっ!!」
僕はなるべく早く戻って来ようと急いで陸を引っ張ってゆく。
陸「おう……!」
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