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よし。今のうちだ。
急いで俺はあのバーへと走った。
ガラっ
湊「おいコラ、てめぇっ!!」
この前のバーテンに詰め寄る。
「キヒヒッ。そろそろ来る頃だと思ってたよぅ。
ひっひっひ。可愛い子供になっちゃったねぇ……」
湊「クソが。
………どうやったら元の体に戻る」
「イヒヒッ、コレを飲むと良いよぅ……」
そう言ってそいつはカウンターの上にこの前と同じような液体の入った瓶を置く。
また怪しい液体かよ……!
でもこれ以上悪い展開は無いと判断し、俺はそれを手にとった。
そこでバーテンの奴が口を開く。
「ひっひっ……。
飲むだけでは駄目だよぅ?
そのお薬は他人の酵素によって反応して初めて解毒薬になるんだ……ひっひっ」
湊「あ?つまり……
何が言いたい……」
俺が飲もうとしていた手を止め、そちらを見るとバーテンがカウンターに頬杖をついてニッコリと笑った。
「誰かに飲ませて貰わなきゃ駄目って事さぁ。
口移しで」
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