見た目は子供!頭脳は大人!的な?

15/24
前へ
/66ページ
次へ
陸「ありゃー。それは一大事だわ」 颯「口移しとはまた災難やな…」 苦笑いを浮かべる陸と颯太。 湊「これじゃあ一生元に戻れねぇ」 この身体は本気で勘弁だ。 陸「でもまあ、善は急げっつーし、早く済ませて来いって!」 コクコクと颯太も陸に同調するように隣で頷いている。 湊「あ?何をだよ」 済ませるって…戻れるならさっさと戻ってるに決まってるだろうが。 俺が首を傾げて二人を見る。 颯「は?何を言うとんや! まさか、わいらに頼んどる訳やあらへんよなっ!?」 湊「な訳ねぇだろ。殺すぞ」 さっきから言っている意味がわからない。 陸「だーかーらー!! さっさと琥珀に口移しして貰えっての!」 湊「!? な"ッ!!?琥珀に…だと!?」 颯「そう驚くことでもあらへんやろ?他に頼める奴もおらへんし。 あ。わいらかて、総長の命令でもさすがに口移しは無理やで?」 誰がてめぇらなんかに頼むか。 俺が無言で目の前の二人を睨むと困ったように苦笑する。 陸「おいおい。 たかが口移しだろー? 俺なんかいっつもピーッ(自主規制)がピーッ(自主規制)でピーッ(自主規制)してんのに」 颯「陸、もうお前は喋らんでええ。 にしても、まさか湊…琥珀ちゃんと口移し…嫌なんか?」 湊「嫌じゃねぇ…けどよ。 (てかむしろ、したい…)」 陸「なら問題なし! よし行けっ!!」 湊「おい……!? コラてめっ!陸!!」 俺を寮の部屋から追い出すように背中を押してくる陸。 そのまま俺は部屋の外へと出され、二人に手を振られた。 あいつら…戻ったら殺す。 湊「はあ……。 仕方ねえ……よな」 とりあえず琥珀のとこに行くか……。 ーーーーー
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

365人が本棚に入れています
本棚に追加