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はい、とりあえず土下座。
琥「すいっっませんっ!!!(泣)
無礼な態度の数々(汗)」
うわぁぁぁぁ!!!(泣)
僕は何したっ!?
この子……ってか、この総長様に何したっけ!!?
なんかいろいろいけない事をしてしまったような気がするぞ!!?(泣)
どわぁぁぁぁ!!!
湊「は?おい、ちょっ…!?
なんで床に膝着いてんだよ!?
やめろって!」
無理矢理その小さな湊様に立たされる。
うっ……!?力も強い!?
僕よりも全然あるぞっ!
さ、さすが湊……。
湊「それより俺は頼み事があるんだ。
それを聞いて欲しいんだよ」
そう言われて僕はベッドの湊の隣に座らせられた。
琥「た、頼み……ごと…??」
僕がそう尋ねると湊は何故だか真剣な目でこっちをジッと見てきた。
な、なにごと……??
湊「嫌なら……その、嫌って言ってくれ……。
お前に無理矢理させるつもりはねえから」
琥「な、何が……ですか?」
そ、相当ヤバイ頼み事みたいですね……(汗)
湊の緊張した面持ちに僕も顔が強張る。
ま、まさか……
腎臓、二個あるだろ?一個渡せ。
とか……
小指出せ。大丈夫だ。左手の一本だけだから。もう一本の右手の小指は残る。
とかじゃないでしょうね!!?!
嫌ですよ!?そんなの!!
二個あって始めて完全体なんだ!
二個あるから片方は無くても良いとか、そんなんじゃ駄目なんだよ!!(泣)
だ、駄目だ!!(泣)
泣く!泣くぞ!そんなの!!
湊の頼みでもいくらそれは……!!
なんて僕の脳内はもうヤクザのケジメみたいな構想で埋め尽くされている頃に湊が懐から液体の入ったビンを取り出して僕に掲げた。
湊「これで、この薬で元に戻れるらしい」
琥「そ、そうなんですか……」
………はっ!!?!
まさかっ!!?
僕にその怪しげな液体の毒見をしろと!?
いやいや!!?
無理!無理!
下手したら吐血してあの世行きのパターンじゃないですか!?
湊「あ、別に毒とか危険な物じゃねえから安心しろ。
俺が少し飲んで確かめたから。
お前に飲ませるのに安全確認しない訳にはいかねえし」
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