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マジでありえねぇ……。
ぜってぇ無い。てか誰だよ、やった奴。
殺す。
ことは二時間前に遡る。
ーーーーー
今日は休日で琥珀もバイトで居ないらしいから暇潰しに裏町の通りをぶらついていた俺。
ここらの輩は馬鹿ばかりで歩いてるだけで次から次へと絡んでくる。
暇潰しの喧嘩をするにはもってこいの通りだ。
なんせ、向こうから来るんだからこっちは正当防衛だからな。
「おいこら、見ねぇツラだな。金貸せやゴラ」
ほら来た、馬鹿共がゾロゾロと。
湊「失せろ」
この言葉だけでこの馬鹿共はキレて殴りかかってくる。
「調子こいてんじゃねぇぞ!!ゴラアァ!!?」
っとにフラグ通りに動く奴らだな。
ドスッ
ドスッ
ドゴッ
そうして歩き続けてもう小一時間は経っただろうか。
流石に飽きてきた。
と通路の突き当たりに怪しげなバーがあるのに気づく。
湊「?なんだここ」
とりあえず中に入ると、店内は薄暗く青い照明がかろうじて視界を照らしていた。
カウンターの奥には明らかに怪しいバーテンが。
「イヒヒッ。いらっしゃい……。
なんでもあるよ……お兄さん、どうする??」
この店、明らかにやべぇだろ……。
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